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刺青・和彫りの用語

和彫りには見切り(額彫り)が付いてきます。
またワンポイントタトゥーにも「波・雲・岩・水・風」など少しだけ付いていたりします。

それにはそれぞれ意味のあるものであって、決して無意味なものではありません。

そこで知っていてほしいのは「見切り(付き物)」を無視しないで受け入れてほしく思います。

☆そもそも見切り(額)とは、昔の文身が背中の方から見た形が亀の甲羅のように(隅切り型)になっていたので、これを「額」といったもので、 今では周辺のことを意味しています。

これから書いていくことは「額(見切り)」・「形」の事について簡単な基礎知識を書いていきたいとおもいます。

☆抜き彫り (ぬきぼり)
図柄の主題となっている「人物像・動物・花・仏像」などの周囲を額・付き物などをつけずに彫り上げていく技法のひとつです。 肌を活かすので男女共に人気があります。(ようはワンポイントと一緒です)
☆化粧彫り (けしょうぼり)
図柄の主題となっている「人物像・動物・仏像」などの周囲を「波・雲・岩・水・風・花・炎」であしらってあげる事をいいます。 (例えば龍の図柄でしたら「炎・雲・風・波・花」などを付けることを指します)
☆額彫り (がくぼり)
額彫りは抜き彫りの周囲をぐるりと彫り囲むというのが一般の解釈ですが、 実は額彫りにする場合は、図柄そのものが違うと考えた方が正しいです。抜き彫りは欧米のタトゥーの主流であり、 昨今は日本的額彫りに類似した彫りの形が生まれつつありますが、日本本来の額彫りとは感覚的に違いがあります。 (額彫りには、図柄の主題となっている「人物像・動物・花・仏像」などを引き締め、物語を作ったりするのです)
☆総身彫り (そうしんぼり)
顔をのぞいて、手首から足首まで全身を彫ることです。
☆胸割り
あごとへそを中心として、その両側に割った彫りの形です。

・腕の見切りの長さ

・五分彫り
ひじ上約1cm程度
・七分彫り
ひじ下約5cm程度
・九分彫り
手首の上5cm程度
・十分彫り
手首のところまで

☆筋彫り・・・針は一本から五・六本、(または九本位と各スタジオによって違います)で細い線で外輪を彫ることを言います。(針数が少ないので痛みは大きいです)

☆ボカシ彫り・・・一般的に和彫りでは十五本から四・五十本の針の組み合わせたものです。筋彫りの内側の墨の部分をうめる作業で、墨の黒い部分を彫るのが「ベタ彫り」といい、徐々に濃い部分から薄い部分に染めていくのを「曙ボカシ」といいます。この濃淡の出し方が、彫師の腕の見せ所です。そして、薄墨を流したようなボカシを「水ボカシ」といいます。

☆二重彫り (にじゅうぼり)・・・彫った図の中の人物に刺青を彫ることです。

☆見切りには四つの形があります。

「ぶっきり」・・・直線で見切る方法。

「松葉みきり」(まつば)・・・短い直線を並べた方法

「曙みきり」(あけぼの)・・・どこが見切りだか分からないよう次第に薄くボカシて、そのまま消えるようにする方法です。(この曙見切りは、浮世絵ではよく目にします)

「牡丹みきり」(ぼたん)・・・半円型の連続線です。

・ぶっきり、牡丹見切りは今の時代でも使われていますが、松葉・曙見切りは使われてません。
 (曙見切りは二重彫りの時に使っている刺青師さんがたまにいます。)

☆最後に紹介したいのが「白粉彫り」(おしろいぼり)というものです。

雑誌・映画などで見て・耳にしてそれを鵜呑みにする人がたくさんいます。

この白粉彫りの説明がある雑誌はこう書いてます。

「彫り師内で伝説とされている技法にひとつ。普段は見えず、体温の上昇等によって浮き出るという特殊な刺青である。 現在、これを施せる彫り師は存在しないとされ資料も残っておらず架空の技法とされている」とあります。

実際に白粉を針につけて肌に彫っていったらどうなるか?私は分かりません。

ただ予想はできます。
もし本当に白粉彫りが彫りたいという人は、彫り師の先生に相談してみてください。



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